2010年度キネマ旬報で日本映画部門1位になり、気になって気になってしかたなかった「悪人」を観ました。

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こちらは、八丁座のロビーに飾ってあった一覧。

たくさんある作品から選りすぐられたのには理由があり、外国部門も含めて1位から10位まですべて観たいのはやまやまですが、今回は悪人のみ鑑賞。

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妻夫木聡のアップに始まり、妻夫木聡のアップで終わる。

アップは、人の表情に映し出される感情がまるごと伝わり、胸がしめつけられます。

きれいな顔立ちの妻夫木聡のくずれた、いや、くずされた人相や話し方(方言もポイント)に引き込まれました。

どの俳優さんも素晴らしく、ひとつひとつのセリフに深い意味があり、単なる話題の作品としてではなく、きちんと向き合ってとらえなければならない映画だと思いました。